ストレスをすっ飛ばすなら自転車

社会に生きている以上、

仕事や人間関係というストレス

とうまく付き合わなければ

ならない。


少しでもストレスの軽減策として

ちょっとした休養や飲酒なんかも

一定の効果はあると思うが、

それは一過性にすぎない。


そういった面からも、

適度な運動としての自転車利用は

肉体的にもよいとされている。


[ストレスをコントロールする]


一般的には

「ストレスがたまる」

⇒「ストレス解消!」

という流れになり、

いかにデトックス(解毒)

できるかがポイントになってくる。


そもそもストレスの定義は、


医学用語として,

「種々の外部刺激が負担として働くとき,

心身に生ずる機能変化、

ストレスの原因となる要素

(ストレッサー)

は寒暑・騒音・化学物質など物理化学的

なもの,飢餓・感染・過労・睡眠不足

など生物学的なもの,

精神緊張・不安・恐怖・興奮など社会的

なものなど多様である.」

と、説明されている。

(岩波書店 広辞苑 第五版から引用)


また、ストレスを起こさせる外部からの

力を[ストレッサー]と定義した

内部分泌学者ハンス・セリエによると、

[ストレッサー]により精神的変化が起こり

さらに体にも影響が出ることを示した。


このことからも言えるように、

「病は気から」を裏付けるもので、

ストレス及びストレッサーは、精神的に

変化を起こすだけでなく、肉体的にも

重要な変化を起こしているのである。



ストレスのメリット、デメリット


ストレスによってホルモンが副腎や

甲状腺で作られる。

ホルモンは体の中で作られる微量な

物質で、情報伝達物質として作用する。

血液中の血糖値を上げて脳や筋肉の働き

を高めたり、心臓の心拍数を上げたり、

血管を収縮させて血圧を上げ、ストレス

と戦ったり危険を回避する態勢を整える

働きがある。


しかしストレスが長時間続くと身体に悪

影響が出始める。

ストレスが長く続くと[ACTH]という副腎

皮質刺激ホルモンが過剰に分泌される。


このためホルモンが持続的に分泌され、

その結果、免疫能力が低下して細菌感染

などにかかりやくなる。

※(わたしもかつて、トレーニングと仕事

による疲れやストレスをうまくコントロ

ールできなかったのが原因ですぐに病気

や風邪を引いていました)


過剰な抗ストレスホルモンは身体にマイ

ナスに作用するが、適度な分泌がないと

身体の機能を一定に保つことができない

こうした相反する作用をもつホルモンに

よって身体はコントロールされているの

だ。


レース前になると必ず体調を崩しがちだ

ったのは、気の弱さも一理あったかも、

しれないが、過度のストレスの持続によ

り免疫力が極度に低下したことが、風邪

にかかりやすくなる原因でもある。


逆に言えば、ストレスをうまく使えば、

体調を整えトレーニングよりも本番でも

結果を残せるようにもなる。


ただ本番レースが終わった後ですぐに

風邪を引いてしまうこともしばしばある。

これはストレスから解放されて、

ゴールした達成感でリラックスすること

によって急激に免疫力が低下したことが

考えられる。


そういった意味でも、適度のストレスは

緊張感をもった免疫力を保つためにはメ

リットとなる。

[サイクリングはサイクリング・ハイ]


よくマラソンをしていると

「ランニング・ハイ」という快感がある

ことは知られていますよね。

あれはエンドルフィンという

脳内モルヒネ(麻薬)が分泌し、

作用しているためである。


もともと脳内モルヒネは

緊急自体回避のための物質

と言われている。


逃げなければ殺される、

という状況で生き残るために

分泌されるようになった

と考えられている。


これはサイクリングだけでなく

持久力系の運動時に大量に分泌される。

サイクリングにおける「ハイ」は、

走り出して約10分~20分くらいして

身体が温まった頃にフッとやってくるの

が分かる。


風の中を走り、路面の適度な響きが身体

をほぐし、自転車と一体感に包まれた時

に、なんとも言えない解放感になる。

この感覚がまた味わいたくてまた自転車

に乗り続けるのだ。


そしてこれを続けていくことで、

いつの間にかストレスから解放され、

さらに意欲や欲望を高めてくれる。

だからこそ自転車は続けられるし、

やめられないのかもしれない。

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