自転車というアート

[現代の自転車カルチャー]


自転車の作り手である自転車職人は、

乗り手の体のサイズはもちろん、

体力、筋力、スピードの出し方、

乗り方の姿勢、までも考慮して自転車を

作っています。


特にハンドメイド自転車となると、

部品が比較的少ないとはいえ、

部品同士の関係はかなり複雑です。


個人の要求を完ぺきに満たす、

優れた自転車を作るには、

相当の時間がかかることがあります。


それにもかかわらず、

数年先まで製作待ちになっていること

も珍しくありません。


現代の自転車カルチャーでは、

ハンドメイド自転車の作り手と乗り手が

大きな影響力を持っています。


特にインターネットを介して、

独自のデザインのハンドメイド自転車の

作り手(ビルダー)が脚光を浴びるよう

になっています。


ハンドメイドの自転車ビルダーや

その作品に興味を示す買い手が増えると

同時に、自転車を作る技術も飛躍的に

高まり、新たなビルダーのための教育も

盛んになっている。


こういった美術工芸品に近い自転車市場

にもなっているが、ごく最近までは、

手作りのハンドメイド自転車を欲しがる

のは、こだわりを持つ玄人やプロアスリ

ートや、または一部のコレクターマニアな

人がほとんどでした。


現在市場には実に様々な自転車が揃えられ、

自分にぴったりと合った1台を探すことも

難しいことではなくなってきています。

それでも、細かな好みや体形に合う、


完ぺきな自転車を見つけにくいと感じてい

る人もまだまだいます。


[自転車ビルダーの世界]


現在、自転車に使われる素材は、

スチール、チタン、アルミニウム、

カーボン、

変わりどころで、木、または竹!?

までと実に様々。


特にスチールは丈夫さや修理のしやす

さでハンドメイドビルダーに好まれ、

環境面でも良いとされています。


自転車のデザインは、

乗り心地や機能性が重視されるのは

いうまでもないですが、

ハンドメイド市場では、乗り心地よりも

美しさに、

より強い関心が寄せられています。


そういったところが、

ハンドメイド自転車の乗り手は、

自分だけの1台を求めている、

と言えそうです。



[ただ一つの自転車]


ハンドメイド自転車は、ビルダーの才能

やアイデア、確かな技術の結晶です。


持ち主に愛され、生涯にわたって大切に

乗り続けてもらえる自転車を作ることこ

そがハンドメイド自転車のだいご味なの

です。


「愛と情熱をこめて」

(ジョセフ・エイハーン)

(www.ahearnecyclies.com)

ハンドメイド自転車を語るうえで有名な

言葉ですが、

情熱をもって夢を追い続けるエイハーン

の言葉には、

詩人や哲学者のような響きがあります。


この言葉は、

この世にただ一つの美しい自転車が、

本当に誰かの手で作られたのだという

ことを実感させてくれます。


そして、自転車のみならず、

全てのモノづくりに共通することでは

ないでしょうか。

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