そもそも、
なぜ運動不足が身体によくないのか?
暑い夏の間にすっかり運動不足で
しかもビールをタラフク飲んで、
スッカリお腹がタプタプ、、、。
なんてことに、
なって、
ますよね。。
たとえば、
「運動不足はよくない」
というフレーズ。
よく聞くと思いますが、
はたして、
何がどうよくないのか?
具体的にどのような弊害があるのか?
それは、主に以下の5つが考えられま
す。
1. 筋力が低下
:ケガをしやすくなったり、
心肺機能の衰えにつながる
運動不足によって一番自覚しやすいのは、
筋力の低下です。
地球に戻ってきた宇宙飛行士がすぐには
歩けないように、筋肉は刺激を与えない
とすぐに萎縮してしまうもの。
歳をとるにつれて、
この傾向は高まっていきます。
また、心臓や肺なども筋肉ですから、
加齢とともに機能は低下していきます。
筋肉は、運動することでしか鍛えられな
いので、身体の重要な臓器を鍛えるため
にも運動は必要です。
2. 肥満
:高血圧や糖尿病の原因に
カロリーの摂取量が消費量よりも多いと、
体内に脂肪が蓄積されて肥満につながり
ます。これも自覚している方が多いかも
しれません。
若い頃は、基礎代謝力(運動をしなくて
もカロリーを消費する力)が高いため、
カロリーの高い食事をしても脂肪がつき
にくかったものの、
ミドル世代はそうはいきません。
年齢とともに基礎代謝率は低下するため、
脂肪が蓄積されやすくなります。
また、肥満の状態は、高血圧や糖尿病な
どの生活習慣病を引き起こす原因にもな
ります。
3. 毛細血管の機能が低下
:血流が不十分で抵抗力が弱くなる
運動不足になると、酸素や栄養分を体の
隅々まで運んでいる毛細血管の働きも下
がります。血液の循環がうまくいかない
と、冷え性になったり、抵抗力が低下し
てさまざまな病気にかかりやすくなるの
です。
4. 骨が弱くなる
運動が足りないと筋肉だけでなく、
骨も弱くなることをご存知でしたか?
骨や筋肉は、運動による刺激によって
小さなレベルでの組織が壊され、それを
再生しようとして成長ホルモンが分泌さ
れて強くなっていきます。
成長ホルモンの分泌は、年齢的にみると
20代をピークに後は減少していく一方で
すが、ミドル世代でも運動をすることで
成長ホルモンを促すことは十分に可能な
のです。
自転車の効果その1
:有酸素運動
有酸素運動とは、筋肉に軽い負荷をかけ
ながら規則的な運動を繰り返し、酸素を
とりこんで体内の脂質や糖質を燃やす運
動のこと。
有酸素運動は、血液のエネルギーを必要
とするため、より多くの血液を送れるよ
うに毛細血管をふくらませて血管の収縮
が活発になります。
この時、血管の数が増えると同時に血管
が太くなるので血圧を下げる効果もあり
ます。
運動を開始して、約20分はこの状態が続
くと言われています。そして、今度は体
内に蓄えられている脂肪を燃やし始めま
す。
これがダイエットに効果を発揮します。
また、特にゆるやかで長い有酸素運動を
行うと、血圧の上昇を抑えながら血液中
のブドウ糖を長時間に使うことになるの
で、血糖値を下げる効果があり、糖尿病
にもよいと言われています。
自転車の効果その2
:下半身70%の筋肉使うため
運動効率がいい
自転車をこぐ時に使うのは、体の中で一
番大きな筋肉である太もも。年齢ととも
に衰えやすいなので、しっかりと鍛えて
おきましょう。また、下半身全体の筋肉
は体全体の約70%を占めており、上半身
の筋肉に比べて疲れにくいため、ラクに
効率よく運動することができます。
自転車の効果その3
:将来、寝たきりにならないように
腸腰筋を鍛えられる
老後の生活のクオリティは、足腰がしっ
かりと動かせるかどうかで大きく変わり
ます。
寝たきりにならないために、起き上がっ
たり立ちあがったりするための筋肉
(=太ももの筋肉や腸腰筋)を今から
鍛えておきましょう。
腸腰筋が使われるのは、ペダルをこいで
足を引き上げるときの動き。
効果的に鍛えるためには、足裏の母指球
(親指の付け根のあたり)をペダルの軸
(中心)に乗せるようにします。
自転車の効果その4
:膝や腰への負担が少ないので、
体重が多い人でも始めやすい
運動はしたいけれど、腰痛や膝の痛みが
気になるという方も多いはず。
自分の体重を支えるために、常に腰や膝
には負担がかかっていますが、そのまま
運動不足の状態をつづけていればさらに
悪循環になるだけです。
自転車は、サドルと車輪に体重がかかっ
ているので、ランニングなどと比べると
膝や腰への負担が少ないスポーツです。
また、自転車は左右の足を均等に動かさ
なければまっすぐ進まないため、自然に
体の歪みを矯正してくれる効果もありま
す。正しいフォームを意識しながら、少
しずつ始めてください。
自転車の効果その5
:気分転換、ストレス解消にも
風を切って自転車をこいでいると、気分
がよいもの。
それは、スピード感や景色がどんどん変
わって外からの刺激が多くなることで、
脳からドーパミンという物質が分泌され
ることで起こります。
ドーパミンは、神経伝達物質のひとつで、
神経細胞を活性化させて集中力を高めま
す。
また運動で体が温まることで、
筋肉の緊張がほぐれたり、リラックスし
ているときに働く副交感神経が働いて気
分が向上する効果もあります。
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